サッカー用語

アーリークロスとは?サッカー用語

アーリークロスとは

アーリークロスとは?

 

DFとGKの間を鋭く狙う必殺のクロスボール「相手陣内の左右からゴール前に送るロングパスをクロスボールと呼びます。

 

通常のクロスボールが相手陣内の深い(ゴールラインに近い)位置から上げられるのに対して、比較的浅い位置からゴール前へ送るクロスをアーリークロスと呼びます。

 

「英語の「Early :アーリー(時期的に早いこと)」が示す通り、攻撃の早い段階でクロスを上げる利点は、相手の守備陣形が整う前にゴール前に奇襲をかけられることです。

 

DFは自陣に戻りながらの守備を強いられ、GKとの連係も難しくなります。

DFとGKの間のスペースは双方の守備範囲に迷いが生じやすい危険なゾーンとなります。

 

守備側から見れば、ここをめがけて蹴り込まれるアーリークロスは、ゴール前に混乱をきたすとてもやっかいなパスです。

 

キッカーが利き足側のサイドからクロスを入れた場合は、GKから逃げていく軌道を描きやすいので、効果的にDFとGKの間を突くことができます。

 

アーリークロスの名手としては元イングランド代表で元マンチェスターユナイテッドのデビッド·ベッカムの名前が一番に挙がります。

 

鋭い弧を描くピンポイントクロスでゴールを演出する選手をクロッサー(クロスを上げる選手)と呼ぶこともあります。

 

日本ではクロスボールよりも「中央で合わせる」という意味のセンタリングという言葉が使われてきましたが、現在では世界標準の「クロスが多く用いられています。