サッカーの基礎

幼児向けサッカー練習メニュー|サッカーの指導について

幼児向けサッカー練習メニュー|サッカーの指導について

ごく幼い子供たちにも、ボールを使って遊ぶ楽しさを味わってほしいものです

どのように教えることが出来るでしょうか

是非、親子で一緒にボールに触れあう時間が持てるようにしましょう

ボールは体の大きさに会ったものを選びます

子供たちは痛みに敏感ですし、大きいものが飛んでくるのを怖がるものです

ですから、一番最初はサッカーボールでなくてもよいでしょう

向き合ってボールを転がす

 

最初からボールを上手に蹴らせることを目標にするよりも、ボールを使って遊ぶのは楽しいという感覚を味えるように助けましょう。

 

第一段階として、向き合ってボールを転がしてみます。

それを受け、ボールを止めてからこちらに転がし返してもらいましょう。

初めは手で転がし返そうとする子もいると思いますが、最初はそれでも構いません。

動作に慣れたら、指導者の方で足をどうやってボールにぶつけるのかを見せながら、足で蹴ってみるように促してみましょう。

ボールは明後日の方向に飛んでいくかもしれませんが、上手に蹴れたねと褒めてあげましょう。

 

バウンドしたボールで練習

 

次にバウンドしたボールを放ってみましょう。

子供たちは一般的に顔の辺りに飛んでくるものを怖がるものです。

ですから、なるべく怖さを感じさせない勢いのボールを放ります。

もう一度、手を使ってもいいことを伝えましょう。

数回程度の練習で顔の辺りにボールが飛んでくることへの恐れは拭えないと思いますので、この時点で指摘する必要はないと思います。

むしろ、私たちの側で子供たちが受けやすいバウンドのボールを転がすよう注意しましょう。

ボールを目で追うように教えましょう。

 

ボールを蹴る練習

 

少し距離を取ってボールを蹴ってもらいましょう。

どんな蹴り方でも構いません。

止まっているボールを蹴ってもらいどの程度飛ばせるかを観察しましょう。

子供たちは意外と早く上手に芯をとらえてボールを蹴ることを覚えるものです。

上手に蹴れたら褒めることを忘れないようにしましょう。

私たちの側がゴールキーパーになってシュートを打ってもらうこともできます。

子供たちがボールを蹴ることの楽しさを味わうことが大切であることを思い出しましょう。

指導者や親が大げさにジャンプしたり足を伸ばしたりすると、子供たちは嬉しくなるものです。

そしてタイミングをずらすなどして、どんなボールでも3回に2回位はゴールするようにしてみましょう。

子供たちが喜んだら大成功です。

 

(表情も大切です。すごく真剣な顔でボールを止める気満々であるように見せられたら一層楽しくなります)

次に少し転がったボールを蹴ってみましょう。

指導者は引き続きボールが何とかゴールになるように頑張りましょう。

 

ボールを使って鬼ごっこで練習

 

手でボールを持って鬼ごっこをするのも良いようです。

ボールを持っている状況で後ろから追いかけられる、向かい合った相手をかわすといった状況はサッカーの試合で頻繁に起こりますから、その感覚を感じでもらうことができるでしょう。

 

ボールを使ってドリブルの練習

 

鬼ごっこをボールを蹴りながらやってみましょう。

こうなるとだいぶ難しくなってきますが、子供たちが楽しめるようにわざと抜かれたりしてみましょう。

 

ミニゲームをやってみよう!

子供たちの運動能力を磨くためにジャンプする運動を取り入れるといった運動を取り入れることもできますが、南米ではそういった練習はもう少し大きくなった子たちがなんとなく始めるものです。

ではどうやってサッカーに必要な運動能力を鍛えているのでしょうか?

お兄ちゃんたちや近所の子たちと一緒にサッカーをしながら身に着けているのです。

私たちも子供たちを集めてミニゲームをさせてみることが出来ます。

3人対3人程度が最初はやりやすいと思います。

どちらの子供たちも楽しめるようにチームの力のバランスを考慮して、途中で選手を入れ替えてもよいでしょう。

試合をさせる中でそれぞれの特性も見えてきますし、弱点も見えてきます。

今後の指導に活かすことが出来るでしょう。

試合自体に支障がないようでしたらオフサイドなどのルールは大目に見ましょう。

 

指示を出しすぎないことで子供たちなりに考えてどんなふうにゴールするかを考え始めるきっかけを与えることができます。

味方がどこにいるかをいつも把握しておくことが大事であること、パスを出すことが大事であることといった基本的なことを時々教えて、自分で考える力をつけることが出来るよう促しましょう。

子供たちは大きくなってからそれぞれ好みのスポーツを選ぶはずです。

それがサッカーであれば幼児期に習ったサッカーの基礎は大いに生きるはずですし、もし別のスポーツを選ぶことがあっても、運動における体の使い方や問題に直面した際に自分で解決策を導き出そうとする思考は大事ですので子供たちに考えさせる教育も必要です。