サッカーの基礎

ボールコントロールの指導

ボールコントロールの重要性

プレッシャーの激しい現代のサッカーにおいて、ボールコントロールは最も重要なテクニックのひとつです。

 

自分の思ったところへ少ないタッチでコントロールすることができる選手は、プレーに時間的な余裕が生まれ、自然と頭が上がり視野も広がります。

 

一方、ボールコントロールに時間のかかってしまう選手は、相手からのプレッシヤーを受け、パニックに陥り、ミスパスやボールを奪われたりします。

 

小学生のサッカーの試合会場などで、よくこんなコーチの声を耳にすることがあります。

 

「顔を上げて、もっと遠くを見ろ」

 

たしかに、このコーチングはある意味間違いで!ありませんが、肝心な部分を見過ごしてしまっているのです。

ボールタッチのトレーニング柔らかいボールタッチをみにつけよう やわらかいボールタッチといえば、南米のブラジルやアルゼンチンの選手を思い浮かべる人が多いのではない...

そのプレーヤーのボールコントロール技術がまだ充分ではないということです。

 

ボールコントロールなくして、視野の確保には、まずボール感覚をしっかり養う必要があります。

低学年のうちは、ボールを足で扱うことがまだ難しい子どもが多くいるはずです。

 

コントロールの導入では、まず足からではなく手でボールを扱わせることからはじめるのがいいでしょう。

 

その際、1人につきボール1個が理想です。

できるだけ長い時間ボールに触れさせるようにしましょう。

 

手でボールを扱えない子が、足で巧みにボールを扱えるとは思えません。

まずは手から、そして徐々に足へと移行していくようにしましょう。

 

低学年の練習では、サッカーというよりはむしろボール遊びを主体としたメニューを多く取り入れ、最後に試合をやれば充分です。

 

高学年になると、リフティングや2人1組で行なう基本練習(インサイド、インステップ)などで感覚を養います。

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その際、いろいろなボールを使うのも効果があります。

 

ひとまわり小さいボール(リフティングボール、テニスボール)など、子どもたちは興味をもって行なうはずです。

 

ボールコントロールの練習は基本的なコントロールの知識·技術を練習し、ある程度身についたら、後はゲームからのほうが吸収は早いでしょう。