サッカーのシュート

シュートの基礎

シュート

サッカーが好きな子は、サッカーの何が好きなのでしょうか?

 

シュートを打ってゴールを決めることでしょうか。

フェイントで相手をかわす瞬間でしょうか。

 

仲間と一緒に時間を過ごすことでしょうか。

 

子供たちの人格にはそれぞれ個性があり、サッカーの何が好きかにもいろいろ個性があるものです。

 

大人がちょっとしたテクニックを教えてあげることで子供たちがこれまで気づかなかった喜びや楽しみを味わってくれたらうれしいですね。

シュート:サッカー
シュートの方法シュートの方法とはつまりボールをどうやってゴールに入れるかということです。 シュートチャンスでゴールのどこに、どのコースで...

サッカーの中でのシュートの位置づけ

シュートを打つことは、サッカーというスポーツの中でも最も大事なプレーの一つです。
シュートを打ってゴールを決めなければ試合に勝つことが出来ないからです。

 

その大事なプレーを上手にできるなら感じる喜びも大きいことは言うまでもありません。

シュートで一連の攻撃が終わることにはメリットがあるということを説明したいと思います。

 

チームが流れの中でゴールを決めるという時、関係していることを簡単に4つに分けると、

 

  1. 後方からのビルドアップ
  2. 中盤でのゲームメイク
  3. 相手のゴール付近で相手の守備陣を上回るプレー
  4. シュートを決めるといえます。

 

無論この4ステップに凝縮できるほど実際のサッカーはシンプルではありませんが、ここで強調したいのは攻撃の流れはシュートで終わりたいという点です。

 

シュートは基本的にはどんな時も理想的な流れを終わり方です。

それは四コマ漫画の四コマ目、起承転結の「結」なのです。

 

その流れをチームが感じることが出来ていると、たとえゴールがなかなか入らない試合展開でも、選手は気持ちよくプレーをしやすくなるものです。

シュートを失敗しても褒めるシュートを打ってゴールを決めるのは楽しいことです。

 

では子供たちにどのようにその喜びを味合わせてあげられるでしょうか。

足を振ればどんなキックもゴールに吸い込まれていけばいいのですがなかなかそうはいきません。

 

むしろ、ほとんどのシュートは枠の外に飛んでしまうか、相手チームにブロックされてしまいゴールにならないのです。

 

教える側は、それでもシュートを打ち続けるよう励ましてあげる必要があります。

絶好のチャンスでシュートをミスした状況でどうしたらよいでしょうか。

 

シュートを打った時に褒めてあげることです。

失敗しても私たちの側でよかったところを見つけるよう努力し、褒めてあげることができます。

 

たとえチャンスでシュートを失敗してしまったとしましょう。

多くの場合、それでも積極的な側面はあるのです。

 

例えば、シュートで一連の攻撃の流れを終えられることでチームの攻撃のリズムを保つことが出来ることを考えると、決して全てが悪いわけではないのです。

 

チームがポジティブに試合に臨み続けるほうが勝率は上がるといえるかもしれません。

 

むしろチャンスがもう一度来た時に、物おじしてに冷静なシュートを打てなくなるようにはしたくありません。

 

それよりも次のチャンスにいいシュートを打てるほうが最終的に良い結果を得られると言えます。

他にも褒められる理由はいくつかあります。

 

例えば、カウンターを受けるよりも、守備がしやすいこと。試合に勝っているのなら、リスタートが相手ゴール側からになることで時間をかけられることなどです。

 

当然、むやみにシュートを打つだけではよくありません。

 

そういう時には確率の低いシュートを打つよりもボールを回してチャンスを探るほうが良いことを教えてあげるのは良いことです。

 

でもシュートを打つことを意識していることを褒めるようにしましょう。

そうすることでシュートに対する積極的な見方を持てるように教えましょう。

シュート
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サッカーのシュートの種類

ここではシュートを二種類に区分したいと思います。一つはコースが見えない、またはコースにシュートする自信がないために力任せに蹴りこむシュート。

 

もう一つはコースを目がけて力より技術を使って蹴るシュートです。

 

それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

一つ目のシュートのメリットは、打った瞬間が爽快だということです。

 

体の大きな子が、小さな子を相手にプレーする時に有効です。技術がなくてもゴールできます。デメリットはあまりシュートが入らないということです。

 

もしくは練習の時は入っても、大事な試合ではなかなか難しいものです。

 

もし力任せのシュートしか知らないとしたら、試合で点を取るのは一層難しくなります。
試合の時には、シュートモーションの時点でブロックされてシュートもままならないことも多々あるからです。

 

さらに、キーパー役の子との関係が悪くなるかもしれないというデメリットもあるので、是非、こういう癖を持った子がいたら教えてあげましょう。

 

コースを目がけて蹴るシュートは、もっと技術が必要になりますし、それなりの筋力も必要になりますが、より有効ということができます。

 

体が大きくなるにつれてより一層覚えておくとよいシュートの方法です。

 

別の記事でより細かく触れますが、ゴールには相手ゴールキーパーがいますので相手の手や足が届かないところに蹴る必要があります。

 

シュートは「ゴールにパスをするのと同じ」という言い方をする人もいますが、コースが第一でそれに適度なボールスピードが合わさるとシュートを決めることが出来ます。

 

さらに、試合の中では、「普通に蹴ればゴール」というようなシーンが訪れることもしばしばあります。

 

実はその瞬間に練習の通りにボールを蹴るのが意外と難しいのです。

 

そういう時に正しくボールを蹴れる基本技術、冷静さ、冷静な判断を下すために必要な体力(人は疲れてくると自然と思考が鈍くなります)などを磨くよう子供たちを助けてあげることも覚えておくとよいでしょう。

 

ここでは、試合の中でのシュートの意味と、シュートを失敗しても褒めることの大切さ、どんな種類のシュートを打てるよう教えることが大切かを考えました。

 

シュート
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